第6番は、軽やかな和音で始まる。
曲は3つに分かれるが、第一部は一貫して長調で構成されている。その分、リズムの変化が印象深い。
この一見、経過句のような音型が後で重要な役割を果たす(1)。
第二部は、短調となる。通常であれば第一部の最初のテーマの展開から開始されるところだが、第一部の(1)の部分が展開される。
ここは新しいテーマのようにも、(1)の反転型のようにも見える。
第三部は、第一部がニ長調で繰り返されて終わる。
楽譜引用はヘンレ版。
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